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フルリモート案件特集

2023/07/06

オフィスに出社せず、自宅に居ながら仕事を対応するという完全在宅な働き方、"フルリモート"。
コロナ禍の影響により、各社リモートワークを推奨する動きが高まっていますが、フルリモートとなると、実現できる仕事は限られている印象があります。
またフルリモートは自由で働きやすいと思われがちですが、中には弊害が存在していることも。
今回の記事では、フルリモートで働くために必要なスキルや環境、メリットやデメリットなどを取り上げていきます。
現在フルリモートで働かれている方も、今後フルリモートで働いてみたい方も是非参考にしてみてくださいね。

目次

  1. フリーランスの働き方の種類
  2. フルリモートで働くために必要なこと
  3. 1週間で見るフルリモートの働き方
  4. フルリモートのメリット・デメリット
  5. フルリモート案件におけるエンジニアの将来性
  6. まとめ

フリーランスの働き方の種類

フルリモートに関する話をする前に、システム開発における主なフリーランスの働き方の種類について簡単にご説明します。
フリーランスといえば、リモートワークのイメージがありますが、その他にも多様な働き方があり、ここでは次の3つをご紹介します。

常駐型

週数日、契約している企業に出社して働くことを常駐型といいます。日数は契約内容により変わるものですが、契約期間中は完全出社となります。そのため、他のエンジニアとのコミュニケーションをとる機会が多くなり、技術関連の共有やスキル向上に繋がる可能性も高くなります。
また他にもフリーランスエンジニアが常駐している場合は、フリーランスに関する情報共有も可能でしょう。
一見、正社員に近い働き方と思えますが、他の企業と契約することも可能ですので、孤独感もなく、柔軟な働き方が叶えられるといえます。

ハイブリッド型

ハイブリッド型とは、企業への出社とリモートワークを織り交ぜた働き方をいいます。例として、週2回オフィスへ出社、残りの週3日はリモートワークのような働き方を指します。
オフィスへ出社した際は、対面の会議やアイディア創出、コミュニケーションをメインに行い、リモートワーク時は集中ワークやインプットなどの個人作業を行うなど、それぞれの良さを存分に活かし、かつメリハリをつけた業務遂行が可能です。

在宅型

在宅型とは、いわゆるフルリモートのことを指します。契約にもよりますが、自宅以外のカフェやコワーキングスペースでも就業が可能な場合もあります。
皆さんがイメージするフリーランスエンジニアの働き方の中で、一番近いものがこちらの 在宅型 ではないでしょうか。
全ての仕事が自宅での完結するため、ご紹介した3つのうち、最も柔軟性が高いといえます。

フルリモートで働くために必要なこと

フルリモート案件で働くエンジニアとして、主に必要な5つのことをご紹介します。

環境整備

まずはリモートワークを行う上で、必要不可欠である環境整備です。PCやWi-Fiはもちろん、作業効率を上げるためのデスク、モニター、チェアの物理的な環境や、マシン内の開発環境構築も必要です。
案件によっては、開発環境構築のみ出社という条件もありますが、参画初日からリモートワークという案件も珍しくありません。そのため、参画初日までに環境面は整備しておくことが望ましいです。

コミュニケーション能力

フルリモートの場合、周囲にメンバーがいないため、コミュニケーションの機会が少ないと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、フルリモートエンジニアにこそ、コミュニケーションは必須といえます。
例えば不明点をメンバーに質問する場面や、トラブルにおける状況説明を行う場面において、チャット、電話、オンラインを適宜使い分けて、簡潔に分かりやすくコミュニケーションを行う必要があります。
またメンバーとの直接的な接触機会が少ない分、信頼関係が築けず、人間関係でのトラブルが起きてしまうことも少なくありません。
このようなことから、自ら積極的に、日々のコミュニケーションをとっていくことが重要です。

1人称で開発可能な技術力

フルリモートでのシステム開発やアプリ開発を行うためには、発注元となるお客様より安心して、業務を委託頂ける技術力が必要となります。一人称での開発可能な技術力を身に着け、スキルを磨き、お客様へのアピールにつなげましょう。

営業スキル

前提としてエージェントを活用しない場合は、自分自身で案件を獲得する営業活動が必要です。仮に常駐型、もしくはハイブリッド型で活動する場合、クライアントと対面でコミュニケーションをとる機会も必然と多くなりますから、信頼関係の構築が可能であり、アピールチャンスも高まります。そこでクライアントに信用してもらうことで、案件の獲得に繋がっていきます。
しかしフルリモートの場合は作業時の可視化が難しく、成果物での評価がメインとなるため、クライアント側からの信頼を得にくくなります。更なるお仕事の獲得には、クライアントからの信頼が必要不可欠ですので、フルリモートでも問題なく業務遂行が出来る点や、自身の技術力の高さをアピールする営業スキルを身に着けることが重要となります。

心構えやイメージ

「フルリモートは人と関わりが少なく、自由だ」というイメージを持ち、いざ働いてみると、実際は「メンバーのフォローを受けにくく、孤独を感じる」という方もいるでしょう。
また前述したとおり、コミュニケーション能力も必須ですので、「コミュニケーションをとらずに済む」と考えている方にはギャップが生まれてしまうかもしれません。
先行したイメージだけでなく、必要なことを事前に調査した上で、フルリモート案件でエンジニアとして活躍するためのイメージや心構えを準備し、大きなギャップの発生を防ぎましょう。

1週間で見るフルリモートの働き方

フリーランスかつフルリモート案件で活動する場合は、契約形態や内容により、働き方が異なります。ここでは2人のエンジニアの1週間の流れをご紹介します。

週3日の案件に参画するAさんの場合

1週間のスケジュール

週3日で契約しているプロジェクトに参画しているAさん。契約に従い、月~水曜日はフルリモートで稼働をしています。木~日曜日は、プライベートな時間として、家族との交流や趣味の時間に充て、さらに空いた時間で自身の技術を磨く勉強もしているそうです。
このような働き方の場合、週4日のお休みがあることで、本業と個人の時間のメリハリがつき、プライベートを満喫できそうですね。業務も3日間ということで、短期間で集中した取り組みが出来そうです。

Aさんのような働き方を実現するために

Aさんの働き方は、プライベート重視で理想的だと感じる方も多いのではないでしょうか。Aさんのように週3日で働くことを実現したい方は、次のような要件が求められることを理解しておきましょう。

・週3日で成果を出す必要がある
・より高い仕事の質やスキルが求められる

週3日で成果を出す必要がある

週3日間の稼働とはいえ、プロジェクトのメンバーと同じように成果を求められるため、こだわりを持って業務に取り組むことが重要です。また工程に遅れが出てメンバーに迷惑をかけないように、その日に進めるべき業務はしっかりとやり切りましょう。

より高い仕事の質やスキルが求められる

フリーランスエンジニアということは、過去に業務経験を積み、ある程度のスキルを持つエンジニアであると企業側は認識していることがほとんどです。さらに週3日という制限があることで、その中でどれほどの貢献ができるのか、厳しく見られるでしょう。日々スキルを磨き、求められている成果を上げることを意識して動く必要があります。

1人で仕事を請け負って開発をするBさんの場合

1週間のスケジュール

募集中の開発案件に自ら応募し、1人で仕事を請け負って開発をこなすBさん。受託開発の場合、納期までに成果物を納品することで報酬を得られるため、決められたスケジュールというものは特にありません。そのため、自分でスケジュールを組んで業務に取り組む必要があります。
Bさんの場合、ミーティングもなく、プログラミングに特化した業務であるため、昼過ぎ~夜の時間帯で業務をしています。また昼間はカフェで作業をし、夜は自宅での作業と決めているとか。Bさんは夜型人間のため、朝は自分の時間としてゆっくり過ごし、夜に集中するような動きを意識しています。1日休みという考えはなく、毎日少しずつ業務に取り組むスタイルが合っているとのことでした。

Bさんのような働き方を実現するために

Bさんの働き方は、コーディングがメインのため、ひたすら作業に取り組むこととなります。作業に没頭したい方、コーディングをメインで行いたいという方は、このような日々に憧れを持つ方もいるでしょう。ただしこのような働き方の場合は、次の2点を意識しておく必要があります。

・納期に合わせたスケジュール管理
・メリハリが付けにくい

納期に合わせたスケジュール管理

納期までに成果物を提出することで報酬が貰えるため、成果物が提出できないということは絶対に避けなくてはなりません。ですから自分自身でスケジュールを組み、進捗を確認しながら、業務を進めていくことが重要です。体調不良など予期せぬ出来事が起きても良いように、余裕を持った行動を心掛けましょう。

メリハリが付けにくい

作業に没頭してしまう方にありがちなのが、オンとオフのメリハリがつきにくくなってしまうことです。ひたすらコーディングが出来る点は楽しいと思う方もいると思いますが、深夜まで作業に没頭してしまうと、睡眠に影響が出たり、体調不良になってしまう可能性もあります。
作業に没頭する時間をアラームで設定するなど、意識的にオンとオフの区切りをつけることで、作業効率UPにもつながります。メリハリを意識して、休憩を適宜取りながら、作業をしましょう。

フルリモートのメリット・デメリット

これまでフルリモート案件で活躍するエンジニアの働き方に注目してきました。次にフルリモート案件のメリット・デメリットをお話いたします。

フルリモート案件のメリット

集中して仕事ができる

コーディングがメインの場合、自室での作業であれば、コードと向き合って思考する時間が確保できますので、静かな環境で集中して仕事を行うことができます。他人や雑音など外的要因に阻害されない環境で作業を行えることは、周囲が気になりやすい人にとっても大きなメリットとなるでしょう。

家庭と仕事の両立が可能

フルリモートであれば、通勤時間がなくなるため、朝の時間をゆっくり過ごしたり、家事・育児の時間に充てることが可能です。またお昼休憩時にも所用を済ませることが可能ですし、業務終了後もそのまま自宅で過ごせるため、プライベートな時間を楽しむことができます。特にご家族との時間を優先したい方にとって、大きなメリットといえます。

地方に住んでいても、業務遂行できる

常駐型やハイブリッド型案件の場合、通勤が出来なければ業務が出来ません。しかしフルリモート案件であれば、オフィスから自宅が離れていても業務をすることが可能です。
例えば「地方に住んでいるが、興味のある案件が都心の企業」というような状況でもフルリモートOKの案件ならば、地方から業務を行うことができます。

フルリモート案件のデメリット

コミュニケーショントラブルが起こりやすい

ハイブリッド型であれば、リモートワーク時にチャット等でうまく意思疎通が取れない場合でも、オフィスに出社することで相手の表情や雰囲気を意識したコミュニケーションが可能になります。しかしフルリモートとなると、対面での会話はありません。その為、チャットやオンラインでも相手に理解してもらえるよう分かりやすいコミュニケーションが必要となります。うまく意思疎通できなかった場合、トラブルとなるケースも起こり得ます。

孤独を感じやすい

「フルリモートで働くために必要なこと -心構えやイメージ-」にて前述しておりますが、フリーランスかつフルリモート案件の場合、孤独を感じやすいといわれています。もちろん1人の方が好きという方もいらっしゃると思いますが、そのような方でも働くうえで、情報共有したい、疑問点を解消したいという場面が多々発生するのではないでしょうか。
契約にもよりますが、コーディングやテストフェーズでは人と会話しないという日も珍しくありません。人との触れ合いがなくなって、初めて「寂しい、辛い」と感じる方もいるでしょう。
対処法として、フリーランスコミュニティに参加する、情報共有できる仲間を作るなど、人とのコミュニケーションが苦手な方もちょっとした会話をしていくことで孤独を感じないようにすることができます。

自己管理能力が必要

特に「1週間で見るフルリモートの働き方」でご紹介したBさんのような働き方の場合は、納期から逆算してスケジュールを組み立てる必要があるので、自己管理が苦手な方は、業務遂行していくうえでとても苦しい道となります。
また作業に集中しすぎて、お昼休憩を取得し忘れてしまったり、こまめな休憩を取らなかったりすることで、作業効率が落ちる可能性があります。
1日のスケジュールを自分自身で設定するようにし、最適なパフォーマンスを出せるように意識してこまめな休憩を挟みましょう。

フルリモート案件におけるエンジニアの将来性

IT業界の人材不足により、フリーランスエンジニアの需要は今後も高まる想定ではあるものの、その中で在宅型となると将来性があるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

フルリモート案件の今後の動きと案件選び

コロナが5類に移行してから、各社在宅勤務を推奨する動きが減り、出社を促す企業も増えてきました。そのため、現在はコロナ禍よりも在宅型の案件が減少傾向にあります。しかし、そのような風潮の中でも社風としてフルリモートワークを推奨している企業も存在しますので、フルリモート案件で活躍できるエンジニアとしての将来性を確立するために案件や企業選びは慎重に行いましょう。
またフルリモート案件の実績がある企業もおすすめです。そのような企業はクラウドソーシングサイトで定期的に案件をあげていますので、フルリモートの場合においても働きやすい環境が整備されているといえます。

フルリモート案件の多い言語

エンジニアが使用する言語は様々なものがありますが、弊社にご依頼頂く案件の傾向としては、言語によってやや異なりもあるようです。
現状、次の3つの言語が主にリモートワークでも開発可能な言語といえます。

・Java、PHP --- WebアプリやWebサイトの開発で使用される言語
・Python --- AIや機械学習やデータ解析で使用される言語
・Ruby --- Webアプリ開発で使用される言語

今後フルリモートで活躍するエンジニアを目指すという方は、まずはこれらの言語から勉強していくことをおすすめします。

エージェントを活用する

人脈や営業能力を活かして積極的に案件を獲得していく方がいる一方で、フリーランスになりたての方やフルリモート案件を対応してきたことにより、顧客との信頼関係が結べず、その後の案件獲得が難しいという方も少なくありません。
そのような場合はエージェントを活用してみてはいかがでしょうか。HORNOでは案件獲得やキャリアに関するご相談も可能です。「フルリモート案件で活躍したいが、将来や今後のキャリアが不安...」という方はぜひ活用してみてくださいね。

まとめ

今回はフリーランスの働き方の種類から、フルリモートで働くために必要なこと、フルリモートの働き方やメリット・デメリットなどをご紹介しました。
正社員とは異なり、柔軟な働き方をかなえられることがフリーランスエンジニアの大きな魅力となります。その中でもフルリモートのような働き方は、プライベートと仕事の両立は可能ですが、積極的なコミュニケーションや自己管理など、日々の工夫が必要になります。
「フルリモートで働くことは可能か、相談してみたい」という方は、ぜひHORNOを活用してみてくださいね。

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