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フリーエンジニア必見!面談で実際に聞かれる質問とその意図とは?

2022/09/09

フリーランスエンジニアの方で「案件がなかなか決まらない」と悩んでいる方はいませんか?
エージェントから見ても「スキルシートの出来は良いのに面談で通過できない」という方が多いな…と感じます。
「何であの質問がされたんだろう?」「よく聞かれるあの質問の意図は?」など、一見業務と関係が無さそうな質問をされて疑問に思ったことはないでしょうか。
実は、そういった質問にこそ、企業が本当に知りたいポイントが隠されています。
この記事では、「企業が求める本当の能力とは何か」を認識するために、実際の面談で聞かれた質問内容をカテゴリごとに紹介していきます。自分ならどう答えるか?をイメージしながら読んでみてくださいね。

目次

  1. 面談の流れ
  2. 面談でよく聞かれる質問
  3. 面接官が本当に知りたいこととは
  4. まとめ

面談の流れ

まずは、案件面談を経験したことが無い方のために、フリーランスエンジニアが実際に面談を受けるときの流れについてお話します。

当日の面談の流れ

オンライン、オフライン面談の場合ともに、当日はエンジニアとエージェントに対して、面接官は現場のエンジニア・PMの計4人ほどで行われます。企業によっては、エンジニアとPMだけの場合もあります。

< 面談の流れ >
1. 企業が案件の説明をする
2. 案件に関する質問があればここで聞く
3. エンジニアが簡単に自己紹介
4. 企業がスキルシートを元にいくつか質問する
5. 最後に聞き忘れた質問があればここで聞く
6. 単価交渉のためエンジニアは退席

自己紹介と企業からの質問に対する受け答えのフェーズが非常に大事です。自分が話したいことではなく「相手が何を知りたがっているのか」を考えて、結論からわかりやすく話すことを心がけましょう。
正社員の採用と比べて、業務委託の選考は短期間で済みます。早ければ1日、遅くても1週間以内で決まることがほとんどでしょう。

面談前の準備

オンライン面談の場合、ネット環境の整備とパソコンやマイクの準備は必須です。たまに、接続の容易さからスマホで面談に参加する方がいますが、画面共有がしづらかったり、映り方に違和感があるため、極力避けたほうが良いでしょう。
また、パソコンの一時的な回線の不具合なら仕方がないものの、面談途中でのネット切断は面接官からの印象が悪くなりがち。固定回線や高速回線に切り替えるといった対策を行いましょう。

面談でよく聞かれる質問

ここからは、実際の面談でよく聞かれる質問を紹介していきます。

業務経験・技術に関する質問

<参画したプロジェクト・環境について>

Q. 直近で参画したプロジェクトの規模を教えてください。

プロジェクトに関して質問されると、内容を細かく説明する方がいますが、それはNGです。企業が知りたいのは、エンジニアのその時の役割と活躍の度合です。
例えば「プロジェクトマネージャー1人とiOS1人Android1人でやっていました」と答えれば、iOSは1人で任せられていたんだな、ということがわかりポジションや業務の対応範囲もわかります。
リーダーやメンターとしての業務もしていれば、さりげなくマネジメントもできることのアピールになるので好印象ですね。

Q. プロジェクトの開発環境について教えてください。

現場で使用されていた言語やフレームワークのバージョン、そしてその技術の採用理由まで聞かれることがあります。
この質問によって、技術に関する知識はもちろん、プロジェクトの開発の流れを理解して案件に参画できたか、ただ指示されたことをこなすことに終始していないか、といった主体性の有無を確認しています。
PMやPLといった高いレベルの面談や、意識が高い現場で多い質問ですが、開発メンバーの少ないWeb系開発企業や、スタートアップ案件に携わるのであれば重視される項目になります。

Q. 開発手法はアジャイル、ウォーターフォールのどちらでしたか?

システム開発の各工程を順序立てて進めるウォーターフォールと違って、計画から実装、テストを短いスパンで反復しながら進めるアジャイル。
大規模案件やSIer系案件ではウォーターフォール型が多いですが、Web系開発企業では、お客様の要望に従って随時仕様を変更していくアジャイル手法が増えています。
さらに、より複雑で仕様が決まっていないものから開発を進めるスクラム開発の経験が問われることもあります。
Webサービスやアプリの開発の現場では、決められた工程に沿って忠実に進めることよりも、臨機応変に対応できる能力が重視されると言えます。

Q. テスト仕様書はどのように作成し、進めていましたか?

システムを開発して終わりではなく、開発後のテストや保守・運用まで携わる現場も少なくありません。
また、最初から仕様書や設計書がしっかり用意されていないケースも多く、おおまかな要件の概要を渡せば実装まで任せられるかどうかが問われています。
さらにチーム開発の場合は、誰が見てもわかるような仕様書を作成しようと心がけていると好印象でしょう。

<業務について>

Q. これまでどんなサービスを作りましたか?

こちらも、参画したプロジェクトの詳細についてではなく、エンジニアがその業務で果たした役割や貢献度を、面接官が具体的にイメージできるようにストーリー立てて話せるといいですね。
説明の際に専門用語を使う場合は、面接官の理解度に合わせてわかりやすく説明をすることもコミュニケーション能力の証明になります。

Q. 要件定義、上流工程の経験はありますか?

エンジニアが30代後半を過ぎていればよく聞かれる質問です。
開発のフェーズを理解しながらプロジェクトに参画しているか、追加でシステムを開発する必要が出てきたとき、要件定義から落とし込むことができるか、といったことが問われています。
駆け出しのエンジニアでもない限り、指示されないと動かない、仕様書やドキュメントが無いと何をすればよいかわからない、というエンジニアは扱いにくいためでしょう。

Q. AWS環境下での経験は?直近の案件ではオンプレとクラウドどちらでしたか?

業界を問わず、クラウドに関する知見の有無は重要です。
使用していたAWSのサービスの種類や、ゼロから構築した経験があるかを聞かれることもあります。
AWSは年々需要が高まっているので、実務でAWSを扱った経験が無かったとしても、ただ「ありません」と答えてしまうのはNG。
「独学しています」と、触ったことがあると示すだけでも、新しい技術に意識が向いていることのアピールになります。
AWSだけでなく、Microsoftがベースとなる企業ではAzureの知見を問われることもあります。

Q. AWS環境下での経験は?直近の案件ではオンプレとクラウドどちらでしたか?

業界を問わず、クラウドに関する知見の有無は重要です。
使用していたAWSのサービスの種類や、ゼロから構築した経験があるかを聞かれることもあります。
AWSは年々需要が高まっているので、実務でAWSを扱った経験が無かったとしても、ただ「ありません」と答えてしまうのはNG。
「独学しています」と、触ったことがあると示すだけでも、新しい技術に意識が向いていることのアピールになります。
AWSだけでなく、Microsoftがベースとなる企業ではAzureの知見を問われることもあります。

Q. 新規開発・既存のどちらの経験が多いですか?

新規開発プロジェクトの案件の場合によく聞かれる質問です。
どちらの場合でも、開発してから保守運用まで任せたい場合や、既存の機能を変更したい場合、仕様を追加したい場合など、様々な事態に対応できるかが問われています。
開発体制が整っていない場合も多く、途中でプロジェクトがうまくいかなくなった場合、一緒に奮闘してくれるエンジニアであってほしいという想いもあるでしょう。

Q. プロジェクトで工夫したこと、解決したことは何ですか?

企業が最も知りたいことの一つが、「業務に積極的に関わってくれるかどうか」です。今まで何を課題と捉え、どのように解決策を導いて提案をして、実行につなげていったか、その結果、プロジェクトをどう成功させたのか、がわかるように話しましょう。
面接官は、自社のプロジェクトでこのエンジニアならこう動いてくれそう、といったイメージを膨らませながら話を聞いています。
スピード感や正確さなど、自分が開発に携わる上で大切にしている点を、具体的なエピソードとともに話すとイメージされやすいですね。

<トラブル対処について>

Q. 未経験のソフトウェアの担当となった場合はどのように進めますか?

既存のシステムの改修案件やスタートアップ企業では、様々な事情で開発環境が当初と変わることがあります。時には、エンジニアが経験したことのない技術を導入することも。
そんなとき「想定と違う」「やったことが無いからできません」といって抜けてしまうエンジニアでは困ります。新しい技術を習得するチャンスと思い、自主的に勉強を進めながら業務に奮闘してくれる方であれば頼もしいですよね。
質問に答えるときも、「なんとか学びながら頑張ります」では説得力に欠けます。過去に同様の経験があればアピールポイントになりますが、普段から技術の独学を進めていることを説明できるといいでしょう。

Q. 解決できない問題に対してどうアプローチしましたか?

仕様がはっきり決まっていない、体制が整っておらず設計があいまい、といったところからスタートする開発の現場も少なくありません。
そういう現場では、不明点があっても自分で情報収集して解決する力や、細かい仕様を説明しなくてもクライアントの要望をくみ取り、やりとりをしながらプロダクトに落とし込む力が求められています。
何のトラブルもなくスムーズにリリースに至るプロジェクトばかりではありません。何かしらの工程でエラーが生じたり、トラブルで進行できなくなったりする事態は往々にしてあるため、そんなときにどう対処してくれるのか、が重要です。
面接官は、必ずしもトラブル対策の正解を求めているわけではありません。自分は「どんな切り口で仮説をたて、どんな解決策を考えて、何を根拠に優先度を決めるのか」といった課題解決能力を示せるように、今までの経験を整理しておきましょう。
どうしてもそういった経験が乏しいという場合は、自分でアプリや作品を作ってリリースしてみる、といった一連の流れを経験してみるのもいいですね。

<コミュニケーション面について>

Q. 在宅勤務の経験は?進捗方法の仕方、苦労したことは?

新型感染症の影響により、多くの案件が在宅に移行しつつあります。そのため、在宅勤務の経験の有無が聞かれることは多いですが、それは自宅のネット環境やコミュニケーションツールの使用経験を確認するためだけではありません。
直接やり取りしにくい状況で、自分なりにどのようにコミュニケーションを取ったのか、を話せると、チームに気配りできる人であることが証明できます。

Q. チームでの作業経験はありますか?

スキルシートを見て、直近の経験が少数規模案件や1人の作業だった場合に多く聞かれる質問です。
他のエンジニアやデザイナーとチームになって進めていくプロジェクトが多いなか、きちんとコミュニケーションがとれるのかはチームリードにとって大事です。
時には他人が書いたコードを読みながら改修していったり、他のエンジニアと自分が書いたコードを共有しながらプロジェクトを進めることも。
独りよがりのコードになっていないか、他人がみてもわかりやすくコメントやドキュメントを作れているか、といった他のメンバーへの配慮ができるかどうかも重要です。

Q. コードレビュー経験はありますか?

チーム開発の現場で多い質問です。コードレビューをする際に注意していることや、自分のコードをレビューしてもらった中で、最も多かった指摘は何ですか?といった質問がされています。
また「他のエンジニアが書いたコードをレビューするときに重視していることは何ですか?」という質問もあります。好き嫌いが出やすいコードレビューの場面で、いかに客観的な意見を相手に配慮しながら言えるかが大切です。
それがうまくいかないと、メンバーの戦意喪失につながり、チームが解散してしまう事態にもなりえます。スキルが高いエンジニアでも、こういった配慮が苦手な方は少なくありません。
また、自分のコードの癖やそれを改善させようとする意識があるのかも問われています。

Q. お客様とやりとりしながら開発した経験はありますか?

BtoBサービスの開発現場で重要なのが、お客様との折衝です。
ソフトウェアの仕様を理解しきれていないお客様に対して、わかりやすい言葉に落とし込んで説明したり、無理難題を投げかけられながらも、要望をくみ取って良いものを企画・提案する力など、高いスキルが求められます。
途中で仕様変更や機能を追加する場合も少なくないため、そんな状況に対しても最後まで尽力した経験があると好印象ですね。

Q. 自分から現場や顧客に提案をした経験はありますか?

こちらもエンジニアの積極性・自主性を見極める質問です。
自社のエンジニアとは違った視点で改善点を指摘してくれるエンジニアは、企業にとって貴重です。
このフレームワークを使えば、フロントとバックサイドの言語を統一させられる、この言語はトレンドだけど導入にコストがかかるのでこのプロジェクトには適さない、といった冷静な指摘ができる方は、どの現場に行っても重宝されます。

<技術について>

Q. 言語のレベルは?

言語の習熟度を聞かれた場合は、例えば「画面のイメージがあれば、Reactで実装までできます」といった具合に話すと、相手が「このくらい任せられるな」とイメージしやすいです。
また、「なぜその技術を選択したのですか?」といった質問に対して、ただ「トレンドだから」「その時必要だったから」といった理由では足りません。
技術の特徴を理解したうえで選択したことがわかるように、「スマホのゲームが大好きで自分でも作ってみたかった」「この技術があれば、〇〇というサービスの不便な箇所がもっと良くなると思った」など、自分なりの意見が言えるといいですね。
他にも、各言語やフレームワークの違いについての見解を問われることもあります。
例えば、AndroidJavaとKotorinの違いやPHPの各フレームワークの違い、また実際に使ったことが言語あれば、それぞれの違いによって苦労したことはありますか?といった質問をされることもあります。

Q. コードを書くときに重視すること、また設計・開発時に気を付けていることはありますか?

他の方が見ても読み解きやすいコードを書く工夫をしているか、またドキュメントとコードに相違が生まれないようにする、などといった配慮ができるかどうかが見られます。
また、時には「読みやすいコードとはどういう状態でしょうか?その定義を教えてください」といった質問をされることもあります。そんなときに、一般論ではなく自分の経験を交えて話せるようにするといいでしょう。
そして設計・開発を進める上で自分なりの気を付けているポイントがあれば、それによってリスクを回避できた、成果を上げられた、といった実話が添えられると良いですね。

Q. サーバーサイドとフロントサイド、どちらもできますか?

フロントサイドの募集案件であっても、推奨スキルの箇所に「サーバーサイドの経験があれば尚可」と書いてあるものも多く見かけるのではないでしょうか。
「このくらいのバグであれば対処できます」といった具合に、対応範囲が広いとより有利ですね。

Q. 英語の経験はありますか?抵抗はありますか?

コードの手順書の中には、英語を使用しているものも少なくありません。英語で書かれた文書に抵抗がないか、ある程度の英語読解力を備えているかが問われています。

Q. ~~技術について教えてください。

例えば「どのようなCI/CDを組むことが理想だと思いますか?」「注目しているUnityの新機能はありますか?」といった具合に、技術についての簡単な説明を求められることがあります。
技術への知識や習熟度を測るためだけでなく、ITリテラシーのない人に対してわかりやすく論理的な説明ができるか、といった点をチェックしています。
エンジニアの職種によって問われる技術は異なりますが、最新技術について自分なりの見解をもち、わかりやすく説明する練習をしておくといいでしょう。

<その他>

Q. 短期で案件が終わった理由は?

案件の期間を重視しないエンジニアは多いかもしれませんが、企業にとって短期間で案件をコロコロ変えている経歴は懸念材料になります。
気に入らないことがあるとすぐに逃げてしまうのではないか、最後まで一緒に働けるのか、と不安を感じさせないために、「エンジニアとしてスキルアップをはかりたかったから」といったポジティブな理由を話すようにしましょう。
その際も、具体的に「この技術を使える案件を経験してみたかったから」など、自身のキャリアプランの一環だという具体的な理由付けができると、説得力が増しますね。

Q. 実機テストの際にオフィスに出社できますか?

在宅案件が増えてきたとはいえ「地方からの参画はNG」という案件も少なくありません。実機テストの際やエラーが生じたときなど、必要な際には出社できることが前提という案件が多い傾向にあります。

自己学習・人柄に関する質問

Q. 働きやすい or 働きにくいと思う環境や、開発スタイルの好みはありますか?

企業はこの質問で3つの事柄をチェックしています。

<作業の進め方>
・比較的細かく依頼内容を掲示した方がいいのか?
・細かく指示されるよりも、ある程度ざっくりとした依頼内容で自身の裁量に任せて欲しいのか?

<コミュニケーションの頻度>
・定期的にチームメンバーやビジネスサイドの人達とディスカッションしながら進めたいのか?
・エンジニアチームの中だけで黙々と作業に集中したいのか?

<対応業務について>
・企画や設計段階から案件に関わりたいのか?
・プログラミングをメインで行いたいのか?

これらの項目に対して、自分はどちらのタイプなのかをまとめておきましょう。

Q. フリーランスになった理由は?

「得意な分野で収入を上げたい」「ライフスタイルに合った働き方をしたい」など、フリーランスを選ぶ理由は様々ですよね。
ただ、正社員として働く方の中には、フリーランスで働くことにネガティブな印象を持つ方もいます。「決まった時間に出社し続けることが難しい人に、この仕事を任せるのは不安だな…」と考える方がいたり、「組織の中で長く働き続けるのが難しい人なのかな…」と懸念している方がいるのも事実です。
ネガティブな理由ではなく「様々な技術を使う機会を増やしたい」といった建設的な回答で面接官の不安を払拭できるといいですね。

Q. 自己学習している技術はありますか?

若手向けエンジニアの案件でよく聞かれる質問です。「スキルアップのためにどんな技術系書籍を読んでいますか?」「おすすめの技術雑誌はありますか?」といった質問がされています。
開発の現場では、途中で仕様が変更になり想定外の技術を使うことになった場合、エンジニアは調べながら作業を進めることになります。
そういった作業に慣れていれば、未経験の技術でも習得は早いでしょう。
普段からチェックしているエンジニア向けサイトがあれば、すぐに答えられるようにしておきましょう。

Q. 普段はどんなアプリやゲームを利用していますか?

案件のサービス内容に関わる質問です。業務の中では、開発予定の競合アプリを調査したり、参考にしたりすることも少なくありません。
そういったプログラミング以外の業務も一緒に関わってくれる方だと、プロジェクトも進めやすいですよね。
特に、ゲーム開発の場合は普段プレイしているゲームのレベルまで聞かれることもあるくらい、重要視される傾向にあります。

Q. 趣味やプライベートで熱中していることはありますか?

エンジニアは、技術への探求心や好奇心がものを言う職種です。
特にエンジニアは「業務以外でもソースコード読んでいるほどプログラミングが好き」というのめり込むタイプの方がどんどんスキルアップしていく傾向があります。
また、趣味に対しても妥協せずに追求している人は、仕事でも同じ姿勢で取り組める人である、という印象がもたれやすいのも事実。
仕事でストレスを抱えたときでも、趣味で上手に解消できる方はストレスとの付き合い方も上手ですよね。
他にも、サッカーの公式サイトの運営業務や、Webサイトのディレクション業務などのお案件では、サッカーの知識やスポーツの経験が問われることもあります。

Q. ご自身の苦手分野や弱みはありますか?

「自分を客観的に見ることができていること」はエンジニアに限らず重要なポイントです。過去の失敗や挫折経験を振り返り、自身の欠点をどう改善させていくべきか、を整理しておきましょう。

将来についての質問

Q. 今後の目標、展望は?

キャリア形成は、フリーランスにとって非常に大事です。
面接で話すことは、目下のキャリアプランで構いません。
例えば、「私はマネジメントよりもプログラミングをとことん極めたいと思っています。今はWebのフロントを得意としていますが、1人でデータベースの構築までできるようになりたいのでバックエンドの経験も積み、フルスタックエンジニアになりたいと思っています。」といった具合に、目標とその根拠を自分の言葉で示せると説得力が増しますね。
自分が働く上で軸にしていることやモチベーションについて、漠然とした回答ではなく具体的に話せるようにキャリアの棚卸しをしておきましょう。

Q. 今後どんなサービスを作っていきたいと思っていますか?

この質問も、働くうえでのモチベーションにつながります。
「正社員の面接じゃないのに、そこまで伝える必要あるのかな…?」と思う方もいるかもしれませんが、プロジェクトを成功させるためにはチームメンバーの士気が非常に重要です。
「こんなサービスを作ってみたい」という目標がある方が「積極的に業務に関わってくれそう」「これに興味があるなら、この分野も任せてみようかな?」といった信頼関係が築けますよね。
自身が得意な技術の特性を活かしたサービスを提案できると、より具体性が増してイメージがされやすいでしょう。

逆質問について

面談の最後に、企業から「何か質問はありますか?」と聞かれたときには、以下の項目を参考にしてみてください。

・開発スタイルの確認(アジャイルかウォーターフォールか)
・社内で新しい言語やツールの導入についてはどう検討しているのか
・進捗管理ツールについて
・社内で活躍されているエンジニアはどんな方々か
・コードレビューやテストコードの体制について
・自身や他のエンジニアの担当業務・役割の確認
・参画前に事前に勉強しておくことはあるか

その他、案件の説明の際に出てきた専門用語の不明点があれば質問してみましょう。
ただ、中には「言語のバージョンは何ですか?」と聞いたときに「その質問の意図は何ですか?」と逆に質問されることもあります。
「なんとなく聞いてみた」といったスタンスでいると不意を突かれてしまうこともあるので注意しましょう。
特に質問することが無い場合は、「今までのお話で疑問点が全て解消されたので、質問はありません」と答えればOKです。

面接官が本当に知りたいこととは

チームに良い刺激を与えてくれるかどうか

フリーランスエンジニアの案件面談では、正社員の場合のように志望動機が聞かれることはあまりありません。その代わりに、チームを意識した行動ができる人なのか、即戦力として積極的に関わってくれる人なのかが注目されます。
経験に関しては、参画するプロジェクトと過去の経験の共通点をイメージしてもらい、「この人が入ったらこのように動いてくれるだろうな」と想像してもらえるように話せるといいですね。

コミュニケーション能力の有無

企業は、スキルシートと面談だけで月単価何十万も投資することになるエンジニアを決めなければいけません。「スキルシートで業務経験を示したからわかるでしょ?」というスタンスはNGです。
面談で重視されているのは、きちんと質問のキャッチボールができているか、相手の意図をくみ取って回答できるか、というコミュニケーション能力です。
「話すのが得意でない」「人見知りだから…」という方でも、エージェントに練習相手になってもらうこともできますし、自分の言葉で一生懸命話そうという意気込みが面接官に伝われば印象は変わります。
また、意外と見落としがちなのが、身だしなみです。在宅案件だったとしても面談時の服装や雰囲気は重要ですし、デザインセンスが求められる現場ではなおさらです。
最低限、清潔感のある身だしなみを意識しましょう。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアの案件面談で実際によく聞かれている質問について紹介してきました。実際に聞かれたことがある質問もあったのではないでしょうか。
企業の質問意図がわからなければ、アピールしきれずにとりとめのない面談で終わってしまいます。案件を獲得するには、スキルシートと面談しかチャンスがありません。
そのチャンスを存分に活かせるように、自分のキャリアの棚卸しをしてしっかり面談対策を行いましょう。
今のキャリアではどんなスキルを習得すればいいかな?他のエンジニアの職種も経験してみたい、などと誰かに相談したいと思ったら、ぜひエージェントも活用してみてください。

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