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「フリーランスが高めるべき「価値」とは」bravesoftインタビュー【後編】

“最強のものづくり集団”を目指し、アプリ開発を行うbravesoft。
数々のヒットアプリを開発し、豊かな体験を提供してきた同社では、どのような開発スタイルや意識が根付いているのでしょうか。
お話を伺うと、エンジニアとして生涯現役で活躍するためには、技術への強い探求心と2つのヒューマンスキルが求められるということがわかりました。
また、経験の少ない分野に参画するコツや、フリーランスにしかない価値について、そして年齢を強みにする方法など、営業の仕方についてもたくさん教授頂きました。
フリーランスエンジニアとして市場価値を高めたい方や、キャリア形成の仕方に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

bravesoft株式会社
2005年に東京・田町で設立し、スマートフォン黎明期からいち早くスマホアプリの開発を行い、これまでにリリースしたアプリ本数は700タイトル以上、累計1億ダウンロードを超える実績を持つ、体験アプリ開発をメインで行います。
代表作は「ボケて」「TVer」「首相官邸」「31アイスクリーム」など。近年では体験に主軸を置いたアプリを中心に開発しており、イベント公式アプリを短期間で作成できるサービス「eventos」を展開し、イベントをテクノロジーの力でより充実させる「eventech(イベンテック)」の実現を目指しております。

フリーランスエンジニアに求める力

年齢が強みに変わるとき

ーエージェントの立場で見ていると、どうしても年齢で案件の受注率がグンと変わってくる印象なのですが、御社ではどうでしょうか?

弊社はあまり気にしないですね。もちろん、「40代でエンジニアの経験は全くありませんがキャリアチェンジしたくて来ました!」という方は、すごく意欲的で好印象であってもちょっと難しいかもしれません。
一方で、年相応にエンジニアの経験を積まれていて、新しい技術にもキャッチアップしている方、そして弊社のカルチャーに違和感を感じず社員とスムーズにお仕事できる方であれば、ぜひお願いしたいと思いますよね。
長年エンジニアとして活動されている方は、オンプレミスが主流の時代に細かい設定を何度もチューニングし、試行錯誤してきた経験をお持ちです。
今はクラウドやフレームワークのような便利で効率的な技術が発達していますが、とはいえ作成しているアプリケーションの仕様に合わないときや自分でインフラ部分を改修しなければならないときは往々にしてあります。
そんなとき、長年のエンジニア経験がある方はきちんと対処してくださるんですよね。そういった経験や取り組む姿勢は我々にとっても非常に勉強になります。

ーそういった経験は年齢を重ねている方ならではですよね。ただ、体力の低下により、コードを書くスピードに自信が無いという方もいらっしゃいます。

確かにそれもあるかもしれませんが、コーディングの早さよりも大切なのは「修正不要のコードが書けるかどうか」です。
いくらコーディングが早くても、その後バグが頻発したりリリース後に不具合が何度も生じたりしてしまうと、ユーザーの離脱に繋がってしまいます。
コードを書く時間だけではなく、「コーディング→テスト→修正」のサイクルを総じて短くする必要があります。
でも、実際に不具合は出てしまいますし、その原因を追求して対処するのに時間がかかってしまうことが多く、我々もそこで苦労しています。
多少コーディングに時間がかかったとしても、スパッと一度で修正不要なコードが出せるなら、その方が断然良いです。
「どうすれば不具合が出にくいコードが出せるのか」といった正解がわからないことに正解を出せると、高い価値を感じますよね。そういう方はコードレビューのときにも、すごく活躍されるのではないでしょうか。

フリーランスエンジニアならではの「価値」

ーその方ならではの価値をアピールできれば、より強みになりますよね。

そうだと思います。今後フリーランスエンジニアの方への需要が高まるといっても、社員と比べるとリスクが高いのも事実です。そんな中で勝ち残っていくには、ご自身にしか無い価値を高めていく必要があると思います。

ーフリーランスの方の中には、短いスパンで何度も案件を変わってしまう方もいらっしゃいます。

もちろん、問題が生じたときに逃げずに取り組みやり遂げる必要はあります。
その一方で、様々な会社でいろんな現場を経験しているということは、それだけ多くの開発のやり方を知っているということです。
我々にとっては、他の企業様がどのような開発環境でどういった失敗と成功の体験をされているのかが目に見えてわかりません。でもフリーランスの方は、様々な現場でそういう経緯を見てきています。
経験数が多いほどその失敗と成功の体験が増えるということなので、それはその方にしか無い価値となります。

ー「フリーランスだからこその価値」ということですね。

そういった経験や知見は、もう技術面だけの話ではないですよね。さらに「開発のここの部分は外注しましょう。知り合いで良いところを知っているので、紹介しますね。」といった具合に提案して下さる方は、また企業にとってプラスαで価値になります。
そういった人脈はすぐに作れるものではありませんし、その方が入ってくれたおかげでプロジェクトが成功した、という結果に繋がれば「次もお願いしたい」ということになります。
社内に無い経験や人脈をお持ちの方であれば、高単価をお支払いしてでもお願いしたいですし、ぜひ長期的にご一緒したいですよね。

ーフリーランスとしての新しい価値を見出したかもしれません。

今後は、そういったメリットも高めていけるとやりがいも高まるのではないでしょうか。
同時に我々も、いつかは「社員になってほしい」「社内で全てできるようにしたい」といった方針を刷新していく時が来ていると感じています。
様々な価値観やノウハウを積極的に共有してくれる方であれば、今後は雇用形態にしばられずに、それぞれがベストな働き方で同じゴールを目指していく、という姿勢が求められてくるのかなと思います。

開発の場で求められるヒューマンスキル

「アジャイル思考」の重要性

ー現場に参画するうえで必要なヒューマンスキルがあれば教えて頂けますか?

ひとつは、アジャイル開発手法のような考え方で進めていけるかが重要ですね。
アジャイル開発は、短いスパンでトライアンドエラーを繰り返し、より良いものにブラッシュアップしていく手法ですが、この考え方は組織や人にも言えると思います。
求められるプロダクトは時代とともに変化しますし、使用する技術もどんどん変わっていくので「良い商品を作るにはこの方法が良い」といった正解はありません。
「これが違うのであれば他の方法を試してみよう」といった具合に状況に合わせてアダプトさせられないと、世の中のニーズに対応するのは難しくなってくるのではないでしょうか。

「意思疎通」するコミュニケーション能力

ートライアンドエラーを繰り返す現場では、チームのコミュニケーションも重要ですよね。

非常に重要です。ここでいうコミュニケーション能力は「意思疎通がちゃんとできるか」ということだと感じています。
開発にはお客様だけでなく、メンバーの中で要件定義に関わる人や設計する人など、様々な人を介しています。どこかで意思疎通を誤ってしまうと、全く違うものができてしまう恐れがあります。
依頼する方も「こういうものを作ってほしい」と100%伝えるのは難しいですし、細かい仕様を逐一説明するのは現実的ではありません。相手の意図をくみ取る「理解力」と、相違点を擦り合わせしていく「質問力」は不可欠だと思います。

ー「相違点の擦り合わせ」とは、どういった事柄を質問していくとよいのでしょうか?

例えば飲みかけの水があったとすると、ある人は「残りが少ない」と感じるし、またある方は「まだこんなに残っている」と感じます。そういった感覚は人によって異なりますよね。
その点を理解していて「メモリの3までを少ない、と考えていいですか?」といった具合に細かく質問してすり合わせしてくれると相違が減っていきます。

ーそういった感覚の違いはビジネスの場においてよくありますよね。「早くお願いします」と言われても、その日のうちならいいのか、2~3時間で仕上げた方がいいのか、など。

本当によくある問題ですよね。
いわゆる世間でいう「話をするのが上手」といったようなコミュニケーション能力とは少し違うかもしれませんが、こういった擦り合わせをきちんとしてくれる方は、開発におけるコミュニケーション能力が高いと言えると思います。

ー面談やスキルシートでこういったコミュニケーション能力を見極めるのは難しいのではないでしょうか?

なかなか難しいですが、参画したプロジェクトの規模から、その方の役割や業務範囲を伺ったり、スケジュールの大幅なブレが無かったかを聞いたりしています。
スケジュールの変更は往々にしてあるのでそこだけで判断はしきれませんが、意思疎通ができていれば無駄な修正を繰り返さず順調に進められた、ということですから。
あとは、面談を通してこちらの質問の意図がくみ取れているかどうかでも、意思疎通ができる方かどうかを判断します。
「応募先の企業が欲しい情報は何か」「質問の意図は何か」といった点を意識して頂くと、意思疎通力の証明になると思います。

ー他に、こういった経験がある方は魅力的に映る、といったものはありますか?

弊社はエンドユーザーに向けたサービスを多く展開しているので「過去に関わったサービスが、こういった工夫をしたことでユーザー数がここまで伸びました」という風に、論理的に成果を説明して頂けるとより参考になりますね。

ー確かに、改善策を提案までできる方は多くないでしょうし、そういうことができると一味違った印象になりますね。

そうですね。ただ、実際にそこまで成果を出すのはなかなか難しいですよね。だから小さなことでもいいかもしれません。
自分なりに意識しているポイントをわかりやすく示して頂けるとプラスになると思います。

取材を終えて

お話を伺っていると、社会の流れに順応にアダプトしていこうとする柔軟性の高さが印象的でした。
この意識が根付いているからこそ、雇用形態を超えて集まった”最強のものづくり集団”が、「お客様の要望に答えるために全力を尽くす」という目標に向かって最善の結果を導き出せるのだとわかりました。

エンジニアとして生涯現役で活躍するために、最新技術に敏感でいることはもちろん、自主的に深堀りしていく強い好奇心と、ロジックをもとに「修正不要のコード」に導く力、そして相手の意図をくみ取り適切に質問していく「意思疎通力」が大切だということもご教授頂きました。
エージェントとしても、フリーランスとしての価値の高め方や、経験不足の分野への参画の仕方など、たくさん気づきを得られる取材となりました。
フリーランスの方だけでなく、他の職種の方や社員の方にとっても今後のキャリア形成の参考になれば幸いです。

取材に快く対応してくださったbravesoftのCTO/技術統括室長の池田さん、貴重なお話をありがとうございました!

【イベントの未来を誰よりも早く体験できるハイブリットイベント「イベ博DAYS」開催!】

12月17日、bravesoft初となるハイブリットイベント「イベ博DAYS」が開催されます。
eventechを標榜するbravesoftが「イベントの3年後のスタンダード」を予測。
「イベントの未来に会える日」をコンセプトに、アプリ・WEBを活用して体現します。
今後のイベント開催における”新基準”となる企画やコンテンツを多数用意しておりますので、イベント業界の未来を共に考える事ができるエンジニアの方々のご来場をお待ちしております。

開催日時:2021年12月17日(金)13:00 ~ 17:00
開催場所:JPタワーホール & カンファレンス4F
     東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 KITTE 4階
料  金:無料
主  催:bravesoft
共  催:スマートキャンプ株式会社 / アルファボート合同会社
公式URL:https://days.ibehaku.com/

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